一日に必要なエネルギーはどれくらい?日本人食事摂取基準について
日本人が1日に必要なエネルギーはどれくらいかご存知ですか?バランスのよい食事をしているつもりでも、エネルギーが不足しているかもしれません。知らないという方のために本記事では、日本人の食事摂取基準について詳しく解説します。一日に必要なエネルギーが気になる方やバランスのよい食事が知りたい方は、ぜひご覧ください。
CONTSNTS(目次)
日本人の食事摂取基準とは
食事摂取基準とは、厚生労働省が作成した、健康維持や栄養素の過剰摂取による健康被害の予防のための各栄養素の基準のことです。この基準を守ることで生活習慣病の発症・重症化、栄養素欠乏症、高齢者のフレイルなどを予防できます。この厚生労働省が作成した基準は、栄養学などの知識がある方に向けて発表されているため、知識がない方からすると何が書いてあるのかよく分からないでしょう。
食事摂取基準にどんなことが書かれているのかについては、次の食べることで健康寿命を延ばせるという章で詳しく解説するので気になる方は、ぜひそちらを確認してください。できる限り毎日バランスのよい食事を心がけて健康長寿を目指しましょう。
食べることで健康寿命を延ばせる
食事摂取基準を守った食事を続けていけば健康寿命を延ばすことができます。食事摂取基準は2020年に見直され新しい基準が公開されました。2015年版では50歳以上の年齢区分が50~69歳と70歳以上の2つに分かれていましたが、2020年版では50~64歳、65~74歳、75歳以上の3つの年齢区分に変更されました。
BMIの目標値が65歳以上から、たんぱく質の摂取目標量が50歳以上から、ビタミンDの摂取目標量が18歳以上からそれぞれ引き上げられているため、2015年版食事摂取基準の下限値を目安に摂取していた方は、今までよりも摂取量を増やすようにしましょう。とくにビタミンDは大幅に摂取目標量が増えているため注意が必要です。
たんぱく質やビタミンDの摂取目標量は見直しで増えましたが、食塩は年齢関係なく男性女性共に摂取目標量が引き下げられています。普段の料理で味付けに塩をよく使用するという方や、濃い味付けの料理が好きな方は、今まで以上に塩分摂取量に注意する必要があります。
バランスのよい食事を作ろうと食事摂取基準を細かく気にして摂取目標量通りの料理を作ると、お金も時間もかかってしまうでしょう。そんなに時間に余裕がないという方は完全調理品を活用していくことがおすすめです。完全調理品を活用すると時間をかけず簡単にバランスのよい食事を取ることができます。
完全調理品でバランスのよい食事を目指そう
バランスのよい食事にするためには、主食と主菜、副菜、汁物を1品ずつ用意するのがよいといわれています。しかし、毎日主食と主菜、副菜、汁物を1品ずつ用意することは、普段働いている方や料理が好きでない方にはとても難しいことだと思います。
食事を用意することが難しいときは無理に用意する必要はありません。無理に用意してしまうと食事そのものが苦痛の時間になってしまう可能性もあります。バランスのよい食事にしたいけど、料理は苦手という方や料理をする時間がないという方は、完全調理品を活用することがおすすめです。
完全調理品とは、完全に調理されている、温めるだけですぐに食べることができる食品です。完全調理品を活用すると簡単にバランスのよい食事にできます。ここでは、完全調理品のメリットや活用方法を紹介します。日々の料理に悩みを抱えている方は、ぜひご覧ください。
■完全調理品のメリット
最大のメリットとしては、時間の節約ができることが挙げられます。完全調理品は、1品ではなく1食単位で販売していることが多いです。栄養士によって考えられたバランスのよい献立になっているため、完全調理品を日々の食事に取り入れると献立を考える時間、それぞれの料理を作る時間を節約できます。
時間の節約以外のメリットは、料理がいつでも安定しておいしいことです。自分で料理をすると味付けに失敗してしまうこともありますが、完全調理品はプロが作成しているためいつでも安定したおいしさがあります。
■おすすめの活用方法
1食から注文できるサービスもあるため、忙しい朝食分だけ完全調理品を利用するといった活用もできます。また、完全調理品を普段使いしない場合でもストックとして保管しておくと、食事を何にするか考えるのがつらいときなどに便利です。完全調理品を活用してバランスのよい食事を目指しましょう。
食事摂取基準とは、厚生労働省が作成した、健康維持や栄養素の過剰摂取による健康被害の予防のための各栄養素の基準のことです。毎日しっかり3食よく噛んで食事をとれば健康寿命を延ばすことができます。
毎日食事を考えて用意することはとても大変な作業のため、適度に完全調理品などの温めるだけで食べられる身体によい食品を活用していくことがおすすめです。毎日バランスのよい食事を心がけて健康長寿を目指しましょう。本記事が、1日に必要なエネルギーが気になっている方や、食事摂取基準が気になっている方の役に立てれば幸いです。