ぬくもり御膳の口コミや評判

公開日:2022/05/01   最終更新日:2023/09/15

ぬくもり御膳の画像

ぬくもり御膳(株式会社 ケアフードサービス)
KOBEオフィス(営業窓口):〒650-0023 神戸市中央区栄町通1丁目2番1号 建栄ビル6階
TEL:0120-145-044/078-325-0771

高齢者施設のさまざまな業務の中でも職員を悩ませることが多いのが食事です。高齢者施設には、さまざまな健康状態の方が集まっています。そのため、一人一人に合った食事を提供しなければなりません。そんな大変な食事提供業務を助けてくれるのが、完全調理品です。ここでは、完全調理品の「ぬくもり御膳」について紹介します。

高齢者施設におすすめの完全調理品はこちら

クックチル調理システムで満足感の高い食事づくり

ぬくもり御膳は、株式会社ケアフードサービスが提供する完全調理品です。家庭料理のようなおいしいメニューを、約400品目取り揃えています。また、高齢者施設の利用者がこれからも元気に長生きできるよう、管理栄養士が考えたバランスのよい献立で提供しているのもポイントです。

さらに、ぬくもり御膳は定額制単価となっており、朝食はおかず2品で154円(税込)、昼食はおかず3品で385円(税込)、夕食もおかず3品で385円(税込)です。定額制なので、食事の予算計算もスムーズに行うことができます。そんなぬくもり御膳は、高齢者施設の利用者様が安心して食事をとれるよう、クックチル調理システムを導入しています。

■クックチル調理システムとは?

クックチル調理システムは、食材を加熱調理したあと急速冷却をし、チルド状態で保管後、配膳時間に合わせて再加熱をして、利用者様に提供するシステムです。クックチル調理システム最大のメリットは加熱調理した食材を急速冷却することで、細菌が繁殖しやすい温度を短時間で通過し、食中毒などのリスクを大幅に下げられるところにあります。

また、配膳時間に合わせて再加熱するので、適温で利用者様への提供が可能です。クックチル調理システムによって作られたぬくもり御膳は、チルド状態で高齢者施設に配送されます。施設の職員は、それを配膳時間に合わせて再加熱するだけです。そのため、大きな厨房設備は必要なく、調理師も必要ありません。光熱費と人件費を大幅に削減できるのです。

ソフト食やアレルギーにも配慮可能

高齢者施設は、すべての利用者様が普通食を食べられるわけではありません。アレルギーがある方や、咀嚼機能が低下してソフト食しか食べられないという方もいます。そこでぬくもり御膳は、軟菜食、ソフト食、ゼリー食、アレルギー食にも対応をしています。

■軟菜食

軟菜食は、使う食材は普通食と変わりません。見た目も普通食と同じですが、圧力鍋を使ったり長時間調理をしたりして、食材を柔らかく仕上げた食事です。

■ソフト食

ソフト食は、軟菜食をさらにつぶしてペースト状にし、そこにとろみ剤などを加えて綺麗な形に固めた食事です。軟菜食よりもさらに柔らかいため、食べやすいだけでなく消化もしやすくなります。こちらも、見た目は普通食と変わりません。

■ゼリー食

ゼリー食は普通食や軟菜食をミキサーでペースト状にし、そこにゼラチン、寒天、でんぷんなどを加えてゼリー化した食事です。ゼリー食でも利用者様がおいしく食べられるよう、固さを整えたり舌触りをよくしたりとさまざまな工夫をこらしています。

■アレルギー食

アレルギーがある方には、アレルギーの食材を料理から除去する除去食と、最初から別の食材を使う代替食、また、アレルゲン除去食品を使った食事で対応しています。

調理講習ありで安心して導入できる

ケアフードサービスでは、管理栄養士の方に向けた、調理講習や食事指導の仕方のアドバイスをしています。高齢者施設を利用する高齢者の方にとって、栄養食事指導は命にも関わるとても大切なものです。

エネルギー摂取量や栄養状態のチェック、体調や症状に合わせた食事指導のほか、咀嚼能力、食材の好き嫌いなど、それぞれの利用者様に合った指導が必要になります。そのため、栄養の知識の他にも、調理の知識も求められるのです。ケアフードサービスは実践的な調理講習を行うことから、安心して完全調理品の導入ができます。

また、高齢者施設を利用する方の中には週に何回かの利用で、自宅で食事をすることもある方もいるでしょう。自宅で食事をとる高齢者の方の栄養管理をするのが、在宅訪問管理栄養士です。在宅訪問管理栄養士は食事指導のほかにも、経済状況や実際に料理をする人の把握など、ご家庭全体に合わせた食事指導が求められます。

ケアフードサービスでは、そんな在宅訪問管理栄養士の方へのアドバイスも行うことで、施設で食事をとる方も自宅で食事をとる方も、すべての利用者様がバランスのよい食事をおいしく安全に食べられるよう、お手伝いをしているのです。

 

ぬくもり御膳は、調理済の食材が施設に届くことで、調理の負担が減り、大幅なコストダウンにつながる食事サービスです。また、クックチル調理システムを導入していることで、利用者がおいしく、安全に食事を楽しむことができます。施設の職員も利用者も、双方にとってメリットが多い完全調理品のようです。これから完全調理品の導入を検討している高齢者施設の方は、ぬくもり御膳の導入を検討してみてはいかがでしょうか。

ぬくもり御膳に寄せられた口コミ

食事の面で、株式会社ケアフードサービスには、
きめ細かな要望に協力いただき、本当に感謝しています

本日はお忙しい中、お時間をいただきまして、ありがとうございます。
社会福祉法人「博愛福祉会」は、兵庫県加古川市や尼崎市、姫路市などで特別養護老人ホームやデイサービスなど、数多くの施設を運営されています。その中で、最初に設立されたのが、ここ、兵庫県佐用郡佐用町(旧三日月町)にある特別養護老人ホーム「サンホームみかづき」だそうですね。
はい。1994年に設立し、今年4月に開設22周年を迎えました。ショートステイやデイサービスセンター、グループホーム、小規模多機能型居宅介護、サービス付き高齢者向け住宅、訪問介護事業所、居宅介護支援事業所、高齢者生活福祉センターを併設しています。軽度な方から重度の方まで、状態に応じたサービスをご利用いただけるよう、事業所間の有機的連携を目指した施設づくりを行っています。

佐用町はNHKの大河ドラマ「軍師官兵衛」で有名になった黒田官兵衛に縁のある地だそうですが、自然が豊かで、四季を彩る花や紅葉が美しいと聞いています。「サンホームみかづき」の前にもりっぱな桜並木があり、とてもきれいですね。
施設がオープンするときに植樹したものです。毎年4月初旬に満開を迎えますが、ソメイヨシノと八重桜が交互に並んでいるので、長い期間花見を楽しむことができ、皆さんに喜ばれています。施設の利用者の方々の中には、「花見いこか~」と言って、犬やネコを連れて散歩に行かれる方もいらっしゃいます(笑)。

そうですか(笑)。いま、犬やネコを連れて散歩に行かれる方もいらっしゃるとおっしゃいましたが、こちらの施設ではアニマルセラピーを活用されていらっしゃいますね。
はい、開設時から取り入れています。アニマルセラピーは、大まかに「動物介在活動」と「動物介在療法」「動物介在教育」に分かれていますが、「サンホームみかづき」では、犬やネコを飼って「動物介在活動」を行っています。施設の利用者の方々は、動物とふれあうことによって情緒的に安定するだけでなく、余暇活動が充実し、生活の質を高めるための助けとなっています。利用者の方々と職員とのコミュニケーションの仲介役も果たすなど、犬やネコはいろいろなところで活躍してくれています。

いま動物はなん匹ぐらいいるのですか。
ネコが16匹で、犬が10匹います。小型犬、中型犬、大型犬がいます。職員の間で「動物介在活動委員会」を作り、施設の利用者の方々のために、犬やネコたちにどのように関わってもらえるのかを考えています。私たちの施設には、動物の心身をケアすることのできるドッグセラピストの資格や、動物の毛をシャンプー・カットしたり、健康チェックなどを行うことのできるトリマーの資格をもった職員がいます。もともと動物が好きでそうした学校に行って資格を取られたのですが、その技能を介護に役立てたいといって志をもってきてくださっているので、とてもありがたいです。

そうなんですね。ところで、この施設は活気がありますね。
特別養護老人ホームというとシーンとしているイメージがあるかもしれませんが、私たちの施設はにぎやかですね(笑)。「博愛福祉会」は理念の一環として、利用者の方々にゆとりや和やかさに満ちた心豊かな楽しい日々を過ごしていただくこと、自然と調和し、明るく笑顔のある生活をしていただくことを掲げています。それらを実践するために、施設の方針として、日中は利用者の方々にできるだけ部屋の外で過ごしていただくようにしているのです。ベッドに寝たきりの方々は、ベッドを廊下に出して人の輪に入っていただいています。その際にも、犬やネコたちがとても貢献してくれているのです。日中はとても活気がありますが、その分夜はとても静かです。皆さんはとてもよく眠れるようです。

なるほど。ところで、こちらの施設の食事は、ミキサー食や刻み食をお求めになる方が少ないですね。
はい。施設のご利用者の方々の幸せを目指して、5年前から「常食化運動」に取り組んできた結果です。この間に常食を取られる方の比率が4割上昇しています。おむつを外す取り組みも5年前から行っています。食べ物をミキサー食や刻み食ではなくて常食にすると、よく噛んで食べますから噛む力がつきますし、飲み込む際にむせることがなくなります。それだけではなく、常食にすると食物繊維を多く摂ることができますから、固まった便が出やすくなるのです。歩行練習にも力を入れています。歩くと腸の動きがよくなるので、トイレに座ると、自然と便が出やすくなります。また、水分を1日に1600ミリリットル飲むことを目標にしています。こうした結果、5年かかりましたが、今年の3月に「日中おむつゼロ」を達成することができ、全国老人福祉施設協議会、神戸老人福祉施設連盟から表彰状をいただくことができました。この取り組みを推進していくなかで、食事の面で株式会社ケアフードサービスさんにはきめ細かな要望にご協力いただき、本当に感謝しております。

ありがたいお言葉です。最後になりますが、「サンホームみかづき」さんは地域への貢献ということをとても大事にしていらっしゃいますね。株式会社ケアフードサービスもその想いに共鳴して、食材は地産地消にこだわって微力ながらこの地域に貢献できるよう努力してきました。
ありがとうございます。食材は野菜も肉も冷凍物ではなく、新鮮なものを入れていただいており、ありがたいです。地域への貢献もアニマルセラピーの活用も、今年急逝した前施設長の濱谷京子参与が開設時から率先して頑張ってきた成果だと思っています。私たちは、その志を継いでこれからも理念の実現に努めていきます。

(株式会社ケアフードサービス社内報より転載)

引用元:https://carefood.jp/voice/312-voice02.html

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