ニュークックチル対応業者おすすめ3選
ニュークックチルとは前もって作った料理を急速冷凍することによって、必要なタイミングでいつでも作りたての状態で提供できるシステムのことを指します。ニュークックチルは調理工程や時間、コスト、人員削減などを大幅に削減できるメリットがあることから、おもに病院や福祉施設、学校など大量調理が必要な現場で重宝されています。そこで今回はニュークックチルに対応している業者やそれぞれの特徴についていくつかご紹介します。
CONTSNTS(目次)
クックパック
会社名:株式会社フーヅリンク
住所:〒107-0062 東京都港区南青山2丁目2番15号 ウィン青山9階
電話番号:03-6868-5206
クックパックは高齢者施設向け専用につくられた完全調理済みの食材を作る業者です。他の冷蔵保存や冷凍保存とは異なり、独自の真空調理を採用しているので治療食などで少ない調味料でも普通食とそん色ないほどしっかりとした味付けになるといわれています。
約4,000種類以上の多彩なメニュー
クックパックではカレーや麺類、丼ものなど多種多様な4,000種類以上のメニューから、それぞれのニーズに合わせた食事を提供できます。たとえば調味料や塩分控えめ、柔らかめなどにも合わせられ、療養食や治療食などにも対応しています。
また朝食に関しては和食や洋食から自由に選べるほか、昼食や夕食なども魚料理か肉料理から選べるのでライフスタイルや食べる人の好みにも合わせられるのも魅力です。
各種地位糧食にも対応
クックパックは通常の普通食以外にも、各種治療食にも対応しています。例えば治療食では、利用者それぞれの要望や病状に合わせて「塩分控えめ」「たんぱく質調整」「カロリー低め」などの調整ができます。
またアレルギーにも対応しており、そば・卵・エビやカニといった甲殻類、落花生といった対象のアレルギー食材を避けたメニューなどもつくれます。
ほかにも、接触や嚥下機能が下がった高齢者の方向けに「潰瘍食セット」もあり、「トウガラシなどの刺激物少なめ」「消化しにくい食物繊維を少なめ」などの個別対応もできます。
具体的胃クックパックでは、スプーンですくって食べられるミキサー食とサイコロサイズで程よくかみ切れる粗キザミ食、粗キザミよりもさらに細かくなった極小食の3種類の介護職を展開しています。
無料で栄養管理サービスが使える
クックパックではクラウド上でいつでもどこでも使える無料の栄養管理サービス「カロリーfam」があります。カロリーfamではさまざまな献立の作成・食数の管理・レシピの共有・欠食者の一覧などをチェックでき、実際にも各施設の方から重宝されています。
クラウドサービスなので、万が一の災害時やパソコンが故障したトラブルに見舞われたとしても安心です。さらに特定グループ内でデータを共有できるので、施設内外問わずプロジェクトをスムーズに進めることもできます。
ナリコマ
会社名:株式会社ナリコマホールディングス
住所:〒532-0004 市淀川区西宮原1-4-2 ナリコマHD新大阪ビル
電話番号:06-6396-8020
ナリコマは、よりおいしい食事をより少ない人手で提供するための厨房運営改革を目指すために作られた、30年以上厨房受託事業をおこなうサービスです。調理作業が最低限の設備で済むため、シフト時間の短縮や厨房の縮小化、設備費。人件費・光熱費の削減にもつながります。
飽きの来ないクックチル・ニュークックチル献立
ナリコマは健康的な献立を1日3食、365日サイクルでクックチル・ニュークックチルどちらの調理方式でも対応しています。献立内容も幅広く、和食や洋食のほかにも全国各地域の郷土料理なども用意されています。
ほかにもナリコマの365日サイクル献立の「すこやか」では、クックチルでは珍しく、総菜パンやパン粥、お汁粉などの和菓子、シフォンケーキやマフィンといった洋菓子まであってバラエティ豊かです。
嚥下力や咀嚼力に合わせた4つの食形態
ナリコマではひとりひとりの嚥下力や咀嚼力取った身体機能に合わせて、普通食・ソフト食・ミキサー食・ゼリー食の4つの食形態が用意されています。普通食は素材本来の風味や栄養を維持したま柔らかく調理したもので、ソフト食は歯茎や舌でも簡単いつぶせるように調理されています。
またミキサー食は液体でありながらも水や出汁で薄めていないので、少ない量でもしっかりとしたおいしさや栄養がキープできます。ミキサー食をそのままゼリー状にしたゼリー食は栄養価もそのままです。
通常のメニュー以外にも行事食や歳時食、ほかにもうどんやそばなどの麺類も4形態で用意されています。さまざまな食事形態を用意しているので、年齢を重ねて噛む力が弱くなっても変わらないおいしさで楽しめます。
病院の院内基準の治療食にも対応
ナリコマではとくに制限したい成分別にE食(エネルギコントロール食)・P食(プロテインコントロール食)・F食(ファットコントロール食)があります。ほかにも糖尿食・腎臓食・肝臓食・低残渣・胆膵臓食・減塩食・貧血食・痛風食・てんかん食・潰瘍・透析・脂質異常食などひとりひとりの症状や疾病に合わせて提供してくれます。
病院の院内基準に合わせることで事務業務の負担軽減や、栄養コントロールなどの作業時間の軽減、安定した厨房運営につながります。
メフォス
会社名:メフォス
住所:〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目23番1号(アークヒルズフロントタワー18F)
電話番号:03-6234-7600 (代)
メフォスは1962年に給食委託会社のパイオニアとしてこれまで60年以上にあたって給食サービスを提供してきた会社です。保育園・幼稚園給食・学校給食・産業給食・福祉給食・病院・医療給食など多岐にわたり、全国のさまざまな福祉施設での運営実績があります。
現場を支えるための充実したバックアップ体制
メフォスの本社には病院や福祉分野に特化した部署があり、経験豊富でノウハウを持った専門トレーナーがバックアップをして業務をおこなっています。具体的には運営指導や作業管理・労務管理・安全衛生・危機対応・運営改善の提案などをします。緊急時にも地域拠点所属の栄養士や調理師が対応するので安心です。
またメフォスではそれぞれの病院に合わせた運営オペレーションにも対応しています。多種多様な食事の提供や作業の効率化、マンパワーコストの削減、衛生管理の徹底、オール電化厨房作業などを実現するための調理システムをサポートする体制も整っています。
HACCP(危害分析重要管理点)に基づいた安全面への徹底
メフォスでは厚生労働省が示すHACCP(危害分析重要管理点)に基づいた、衛生管理マニュアルを作成し、原材料の仕入れから食事提供に至るあらゆる工程まで実施しています。年間を通じて安全衛生研修を定期的におこなうほか、拠点や本社の衛生専門部署が定期的に現場をめぐることでつねに衛生管理を徹底しています。
またメフォスでは食材の鮮度や品質を保つために、仕入れ先は安全基準をクリアした指定登録業者に依頼するようにしています。さらに万が一食材に何らかの問題やトラブルが生じた際でもすぐに対応できるように、被害拡大を最小限におさえるためにオンラインによる一元管理も進めているので安全です。
地元産の食材を積極的に取り入れたメニュー
メフォスでは地産地消に積極的に取り組んでおり、各地域の自治体と協力して地元産の食材を取り入れています。東北エリア・中部エリア・首都圏エリア・西日本エリアにあるそれぞれの拠点を通じて地域に密着しており、その土地ならではのメニューや利用者のニーズを踏まえてメニュー作りをおこなっています。
またメフォスでは嚥下職も導入しており、スプーンでつぶせるほどの屋荒嵩に仕上げた「やわらか食」や一度ペースト状にしてゲル化剤などで再形成した「ソフト食」などがあり、普通食と変わらない見た目での介護食を提供しています。もちろん、クックチル・ニュークックチルにも対応しています。
まずは問い合わせてみよう!
今回はニュークックチルに対応するおすすめの業者についてご紹介してきました。どの業者も様々な施設や利用者のニーズに合わせたバリエーション豊かなメニュー作りをしていることが分かりました。
先にも述べたようにニュークックチルは人手不足になりがちな医療・福祉の現場においてコスト削減に有効な手段のひとつです。今回の記事を読んで興味を持った方はぜひ問い合わせをしてみてください。